【第159回】ストイックなまでの入れ歯講師に驚愕…の巻

私は土曜日・日曜日にお休みを頂いているのですが、そのほとんどをセミナー参加に充てております。セミナーというのは、現役の日本のもしくは世界のトップレベルの歯科医師より、最新の歯科治療や、熟練の技を伝授していただきます。私の中でのセミナーの参加意義は、レベルの高いお話を伺い自分のモチベーションを上げ、患者様へのより良質な治療を実践し、喜んでいただくというサイクルです。

さて、先日は上野で、入れ歯のセミナーを受講しました。講師は70才のベテラン先生です。70才にもなってその先生は本当にお元気で声も大きオヤジギャグも連発で、とっても楽しいお話をしていただきました。その先生いわく。「入れ歯は50年以上前から既に完成された学問」だそうです。私が一番びっくりしたのは、その先生が67才の時、「入れ歯のことを皆さんに教えているのに、私が入れ歯じゃないのは失礼だろう」ということで、なんでもない健康な御自分の歯を6本も抜いて患者さんの気持ち、歯のないことの不便さを知ったとのことです。ちょっとまだその勇気はないはげちゃびんでした。

未分類