【第94回】イヒヒッ、私の唇はドス黒いのだすどす・・・の巻

気持ちよく昼寝をしていたら、じっと覗き込んでいた娘が「パパの唇は黒いね・・・。」と。ガーン。

そうです。私の唇は色が悪いのです。もっとも赤ちゃんの時から黒いわけではありません。ある出来事までは、私の唇もツヤツヤのピンク色でした。そのある出来事とは・・・。

大学時代にラグビー部の主将として活躍したことは、これまで口が酸っぱくなるほど述べてきました。そんな私が新人でしごかれていた大学一年の時です。

ラグビー部の本番は冬です。そして東北の冬は長く寒い。

3月だというのにみぞれが降りしきる中、先輩達が檄をとばし、最初に寒がっていた仲間たちも次第に熱くなってきました。ところが私は身長が高く、体表面積が広いせいでしょうか。どんどん冷えていって動きがスローモーションになり、ついに動かなくなってしまったのです。驚いた先輩がすぐにお風呂に入れてくれて数十分後、私の体は自由をとり戻しました。しかし私の唇はドス黒く変色したままになってしまったのです。

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