【第40回】嗚呼、私は「クサイ」の塊なのか…の巻

まだまだ赤ちゃんだとばかり思っていた娘も、もうすぐ3歳。

ますます女の子らしく成長する姿に、喜びと共に戸惑い、そして時には傷つくことも…。

娘にチューをせがんでも、「クサイ」と拒否される毎日。

妻は「そんなに臭くないよ」と慰めてくれますが、あまり嬉しくありません。
そんなある日、欲望を抑えきれなかった私は娘のホッペに無理矢理チューしてみました。
するとどうでしょう。

娘は泣き叫びながら、妻に「拭いて…」と言うではありませんか。

トホホ…

私の方が泣きたいくらいです。

しかも傷心の私の目の前で、ニヤリと嘲笑を浮かべながら、
これ見よがしに妻のホッペにチューをするではありませんか。

どうやら愛情は一方通行のようです。

青春時代の甘酸っぱい思い出などが、チラリと頭をよぎりました。

妻の前では平静を装いながらも、ブラッシングをがんばったり、シャンプーを変えたりなど、
秘かに対策をしている健気な私です。

そんな私に向かって娘が追い打ちの一言。

「パパのおならクサイ。すごくクサイ。とてもクサイ」
嗚呼、私は「クサイ」の塊なのか…。

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