【第62回】トホホ「おでこクサすぎ~」とはあんまりな・・・の巻

もうすぐ娘は4歳です。
あんなに小さかった赤ちゃんが、あっという間に大きくなっていく様子に、喜びと共に、ちょっと淋しさも感じる今日この頃。

先日、娘が妻のおでこに何回もチューをしていました。

うらやましかった私は、ダメ元で「パパにもチューして」とお願いしました。
すると珍しく「いいよ」と言うではありませんか。

私はすっかり嬉しくなってしまいました。

娘が私の方に手をかけ、おでこにチュッとキスをした次の瞬間、「クサすぎ~」と叫びながら走り去りました。
ガーン。
ショックで呆然としている私の元へ、再び娘がやって来て、私の耳元に口を近付け、そっとささやきました。

「パパの頭とおでこ、クサすぎ・・・。」

ガガーン。
私が一体何をしたというのでしょう。

私が一所懸命働いているのも、娘のためと言っても過言ではありません。

ああ、それなのにそれなのにこの仕打ち・・・。

そういえば妻が、「あなたの頭と私の父親、まったく同じ臭いがする」と言っていましたが、加齢臭なのでしょうか。
娘を持つ父親の悲哀を、少し感じてしまった冬の夜でした・・・。

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