【第67回】カニはご馳走?いやデザートでしょ・・・の巻

先日、私の実家からカニが送られてきました。

そのカニを夕食のテーブルに並べた妻に、私は思わず「カニは、デザートでしょ」と言って驚かれました。

妻にとってカニはご馳走で夕食に出すものだそうですが、私はカニはデザートとして育ったのです。
私の実家は北海道の漁師町にあり、海産物の類は、大抵ご近所からの貰いものです。
年中問わずカニがありました。

夕食のテーブルに旧い新聞紙が広げられれば、その日のデザートはカニです。

父の「カニやるぞ!」の合図で始まります。
父とおばあちゃんが、切れなくなった包丁でカニに次々と切れ目をいれていきます。
まず足から食べ、次にカニみそ。

最後には必ず父が誇らしげに「ここにもあるぞ!!」と言って胴体を真っ二つに割り、足の付け根の部分にぎっしりと詰まった身を食べて終了です。

一人当たり、カニ二杯ペースでしょうか。
カニはご馳走として育った妻から見れば、かなりぜいたくな話のようです。

とてもおいしいデザートでしたが、深爪に入ると、ものすごく痛かった・・・。

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