【第104回】白クマの檻に頭はまってさあ大変・・・の巻

秋の行楽日和、家族で動物円に行きました!娘のお目当ては白クマです。パンダには目もくれず、一目散に白クマを見に行きそこに釘付けです。そして思い出しました。子どもの頃、田舎の港町から札幌のおばさんの家へ行った時、皆で動物園に行きました。天気は快晴。特に白クマは群を抜いて大迫力で、夢中になって見ていたら、なんと私の頭がオリにはまってしまったのです。昔から私の頭は少し大きかったのですね。「おやおや」と思い頭を抜こうとしましたが、どうしても抜けません。家族も冗談だと思い「早くおいで」と呼びますが、「ぬ、抜けない!!」と叫ぶ私。子供心にもヤバイと思いました。オリを切ることになったら、などと想像すると恐怖でいっぱいです。パニックで泣き叫ぶ私に母は「はまったんだから必ずぬけるよ」と言い放ちます。周囲からは「頭が大きいからだね」という声も聞こえ、少々傷つきました。オリもよく見たら下に向かって幅が広がっていたのです。頭を下に下にさげたら抜けました。バンザイ!!ホッとしたのも束の間、子供心に周囲の視線が気になり、何事もなかったような顔をしてヒューヒューと口笛などを吹きながら立ち去りました・・・。

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